Portrait of a beautiful young girl

運命の出会い

girl smile

運命の出会いの相手は、常にデリヘル嬢だった。

自分は、平均的な顔立ちをしていると思う。稼ぎは多くないが、仕事は安定している。休日もきちんと休める。
このご時世、トップランクの男であるとは言われないし、その自負もない。しかし、そこそこではないか、中くらいにはいるのではないか、そう思っているし、実際にそう言われる。
だから、女性との出会いに乏しかったわけではない。堅実志向の女性にはそこそこ評価された。お付き合いをしたこともある。

だが、私のほうがダメだった。なぜか、そういう女性では燃えないのだ。
結局、三十路に差し掛かる今でも、一般女性と運命的な出会いは果たしていない。当然、まだ未婚だ。ここ数年は、女性と付き合うことさえしていない。
そうなると、溜まってくるものがある。だから、月に数度は風俗を利用することになる。これはまあ、健全な男性にとっての当然だと自分は思っている。

自分の仕事の都合で、帰宅はほとんど深夜に近くなってしまう。そうすると、風俗も閉まっている。あるいは閉まりかけている。
だから、利用できるのはもっぱら、風俗の中でもデリヘルに限られてしまう。風俗の中で唯一、デリヘルは二十四時間経営しているところがあるのだ。

デリヘル嬢を呼ぶときには、吟味に吟味を重ねる。デリヘル店のサイトを見て、これだと思う嬢を選ぶことにしている。
そうすると、不思議なことにハズレを引かない。どころか、アタリとばかり巡りあう。
デリヘル嬢を呼んだら、サイトとは違う別人が来た、なんてよく聞く話だ。
しかし、自分はそういうことがない。
運命的な出会いばかりをしている。毎回、デリヘル嬢に、いけないことだと思いつつも恋をしているのだ。